第27話|ドクダミ茶の楽しみ方——刈るだけだった草の使い道

抜いても刈っても出てくるドクダミ。厄介な草ですが、初夏に摘んだ葉は自家製のドクダミ茶になります。地下茎で広がる性質との付き合い方、摘む時期、作り方と飲み方、飲む前に気をつけたい点まで。抜く前に、草の使い道を読んでみませんか。

第26話|道端の背の高いイネ科——セイバンモロコシとシナダレスズメガヤの素性

道端でよく見る、背の高いイネ科——セイバンモロコシとシナダレスズメガヤ。なぜ道路に一列に並んで生えるのか? そっくりな二つの大きな草の見分け方を物語で解説。人が連れてきた草、という視点から雑草の読み方を紹介します。

シナダレスズメガヤ|乾いた裸地に深く根を下ろし、極細の葉をしな垂れさせて広がる外来の多年草

プロフィール 項目 内容 和名(別名) シナダレスズメガヤ(ウィーピングラブグラス) 分類 イネ科スズメガヤ属・多年草 生える時期 1年中(花期は6〜10月) 好む場所 日向。乾燥した砂質・礫質の土壌、道路の法面 増え方 種による 草読みの手がかり 1mを超…

アレチケツメイ|やせた裸地でも育ち、蜜でアリを呼ぶ帰化のマメ科一年草

アレチケツメイの見分け方を写真で解説。よく似た在来カワラケツメイとの違いは花外蜜腺の柄。やせた裸地で育つ仕組み、アリを呼ぶ蜜腺、増やさないための対処まで読み解く図鑑記事。

第25話|アレチケツメイ——荒れ地に現れた黄色い花

荒れ地に咲く黄色い花、アレチケツメイ。そっくりなカワラケツメイとの見分け方から、痩せ地で育つ仕組み、アリを呼ぶ花外蜜腺まで、抜く前に、一本の草を読み解きます

第24話|防草シートを敷いても草が出る——隙間をなくす施工のコツ

防草シートを敷いたのに草が出てくる——その原因は、多くが敷き方にあります。継ぎ目の重ね、端の始末、ピン穴の処理。シートを効かせる施工のコツと、地下茎で広がるドクダミとの付き合い方を、草を読む視点から解説します。

第23話|小松菜と春菊の種まき——種によって、まき方が変わる

小松菜と春菊、同じ葉物でも種まきのやり方は違います。春菊は光を好み、皮が固い種。だから薄く覆い、ひと晩水に浸けてからまきます。虫よけの混植も含め、まく前に種を知るという草読みの視点で解説します。

第22話|グランドカバーの植え方——株を分けて、春を待つ

グランドカバーは株分けで増やせます。タイムとポテンティラを秋に植える手順を実例で解説。株の間をあえて空けるのは、草が広がって埋まるまでを見込んでのこと。焦らず春を待つ植え方がわかります。

第21話|土づくりのはじめ——痩せ地の草と、肥えた土の野菜

土づくりは、植える草によって大きく変わります。タイムやポテンティラのような乾いた痩せ地の草は肥やさず、野菜は肥えた土を育てる——なぜそうなるのか、掘り返しすぎるとなぜ雑草が増えるのかも、草を読む視点で解説します。

第20話|グランドカバーの選び方——春に咲きそろう、二つの花

抜いても生える雑草を、グランドカバーで抑えたい人へ。庭に合う草を選べば、雑草対策はそのまま花を育てる楽しみになります。春に咲きそろうクリーピングタイムとポテンティラ・ベルナを例に、草読みの視点で解説します。

第19話|グランドカバー——抜く庭から、覆う庭へ

草を抜いた達成感の裏で、また芽吹く小さな雑草たち。摘み続ける前に、地面を覆う植物『グランドカバー』という手があります。花も咲いて草も減る、楽しい庭づくりの入り口を物語でお届けします。

ヒメムカシヨモギ|荒れ地にいち早く根づき、綿毛で次の裸地へ渡る越年草

明治草・鉄道草とも呼ばれるヒメムカシヨモギ。裸地に真っ先に根づき、綿毛で次の裸地へ渡る越年草です。オオアレチノギクとの見分け方、綿毛になる前の対処のコツを、写真とともに解説します。

オオアレチノギク|荒地の裸地に主軸をまっすぐ立て、白い軟毛をまとって広がる越年草

荒地や空き地に多いオオアレチノギク。白い軟毛と主軸の直立が見分けの決め手です。ヒメムカシヨモギとの違い、いつどう対処すればよいか、なぜ抜くより刈るほうがよいのかを、実際の写真とともに解説します。

第18話|セイタカアワダチソウ・ヒメムカシヨモギ・オオアレチノギク——夏のキク科三種

セイタカアワダチソウ、ヒメムカシヨモギ、オオアレチノギク。夏の空き地に混じって生えるキク科3種を、葉のつき方や葉脈で見分けるコツを、物語仕立てで解説します。

間話|さくらの新生活

都会に疲れて、祖父の家に移り住んだ二ヶ月。お盆に実家へ帰ったさくらは、なぜあの家を選んだのかと問われます。半分は逃げてきて、半分は、祖父の家を失いたくなかった。庭仕事が好きだった祖父の面影が静かに重なる帰省の話。

第17話|太陽熱の雑草対策——さくらが初めて見た半蔵の手探り

抜いても抜いても生える雑草。その多くは土に眠る種から芽吹きます。真夏の太陽熱と透明シートで種を減らす「太陽熱の雑草対策」の手順と効き方の限界を解説。抜く前に、土の中まで読む夏の一手です。

第16話|真夏のキッチン——あいつらが夏に一人勝ちする理由

真夏にオヒシバやエノコログサだけが青々と元気なのはなぜ? 答えは「C4光合成」という暑さに強い特別な仕組みにあります。夏の雑草が一人勝ちする理由を、草を読む視点からやさしく解説します。

ドクダミ|湿った半日陰に白い地下茎で領分を広げる多年草

湿った半日陰にハート型の葉と特有の臭気で群生するドクダミ。日陰でしか育たない草ではなく、他草との競争で日陰に多い。地下茎で領分を広げるこの草の見分け方と、光を断つ向き合い方をまとめました。

第15話|日陰の定番・ドクダミを対処してみる

ドクダミは掘っても掘っても地下茎が尽きません。地際で切って光合成を封じれば、地下茎の蓄えは目減りしていきます。力ではなく「光を断つ」というドクダミ対策の考え方を、対話形式で解説します。

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第14話|ダールベルグデージー 乾いた地に咲く小さな花

園芸店で買ったはずのダールベルクデージーが、いつのまにか庭の砂利や道端に咲いている——好光性種子と綿毛散布の生態から、乾いた地を選ぶ理由がわかる。細い葉と強い香りの秘密、そして夏の庭で自然に生えた株を残すか抜くかの判断軸を、対話形式で読み解…

第13話|スベリヒユは食べられる——さくら、初めて雑草を口にする

スベリヒユは道端や畑によくある雑草ですが、実は食べられます。ぬめりと酸味のある味わいで、世界各地で食用に。よく似た有毒のコニシキソウとの見分け方、安全な採り方まで解説します。

第12話|刈り草マルチ——夏の草を味方に変える

抜いた夏草、捨てていませんか。乾かして土に敷けば、雑草よけにも乾燥防止にもなります。ただし敷き方と時期を誤ると逆効果に。草を活かす手順と、敷く前の見極めを解説します。

第11話|メヒシバだと思ったら違った——イネ科の雑草の見分け方

メヒシバだと思っていた草が、エノコログサやスズメノカタビラ、チガヤ、イヌビエだったということはありませんか。畑や芝生、川辺や水路で見かけるイネ科の雑草5種の見分け方を、生える場所と生存戦略から解説します。

ヤブカラシ|夏のフェンスに絡みつくブドウ科のつる性多年草

プロフィール 項目 内容 和名(別名) ヤブカラシ(別名:ヤブガラシ、ビンボウカズラ、ウレンボ) 分類 ブドウ科ヤブカラシ属・つる性多年草 生える時期 4月〜11月(開花の最盛期は6月〜8月) 好む場所 日向から半日陰の道端・フェンス・林縁・荒れ地 増え…

メヒシバ|夏の日向を埋め尽くす一年草

プロフィール 項目 内容 和名(別名) メヒシバ(雌日芝)/別名:ハタカリ、ジシバリ、スモトリグサ 分類 イネ科メヒシバ属・一年草 生える時期 6〜11月(最盛期:7〜9月) 好む場所 日当たりのよい裸地、畑、道端、庭。適度な水分のある土 増え方 種と、地…

カタバミ|日向の裸地に地を這い、種を弾いて広がる多年草

プロフィール 項目 内容 和名(別名) カタバミ(酢漿草、スイモノグサ) 分類 カタバミ科カタバミ属・多年草 生える時期 周年(最盛期は5月〜9月) 好む場所 日向から半日陰、水はけが良く肥沃な土壌から乾燥した裸地まで 増え方 弾け飛ぶ種子と、地を這っ…

第10話|残してよい雑草——ネジバナ、ツユクサ、スベリヒユ

庭の隅に、ピンク色の花が咲いている。 小さな花が、茎にらせん状に巻きついていた。雑草にしては妙に整った形で、さくらは思わずしゃがみ込んだ。 「……きれい」 抜こうとして、手が止まった。可愛い。抜いてしまうのが惜しい。 しゃがんだまま眺めていると…

第09話|土を読む——草の顔ぶれで土壌を診断する

スイバとギシギシが生えていたら、その土は酸性寄り。でも「スギナ=酸性」は俗説です。草の顔ぶれで土の状態を読む方法と、読める草・読めない草を分ける境界を、半蔵とさくらの対話で解説します。